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ハツカネズミの駆除方法

ハツカネズミは非常に小さく素早いネズミです。ここではハツカネズミの特徴や撃退方法について紹介しています。

ハツカネズミの特徴・見極め方

人の住宅に住処をつくるネズミは、ハツカネズミ・ドブネズミ・クマネズミの3種類がいます。このネズミの種類によって、効果的な駆除の方法や侵入への対策法方法が異なるため、どのネズミが入り込んでいるのか確認しておくことが大切です。ここではハツカネズミの見極め方について紹介していきます。

ハツカネズミの生態

ハツカネズミは草地や河原、家屋など家の中だけでなく、屋外のさまざまな場所に生息しており、一般的によく見かけるネズミです。 寿命は1年から1.5年ほどと非常に短命ですが、繁殖力が高く、1年間で6回から10回ほど妊娠を繰り返し、1回の妊娠で4匹から7匹ほど出産すると言われています。基本的には春と秋が繁殖期ですが、環境が整っていれば1年中繁殖が可能です。そのため早めに駆除しなければ、一気に増え続けてしまうでしょう。

ハツカネズミの見た目

体長は5センチから9センチと小さく、体重も10グラムから25グラムほど。白色や灰色、黒色など体の色も様々で、耳と尻尾は短毛に覆われているという特徴があります。そのためクマネズミやドブネズミとは簡単に判別できるでしょう。小さく、かつ素早いネズミを見かけた場合は、ハツカネズミの可能性が高いと言えます。

ハツカネズミが好む場所

基本的にハツカネズミは、狭い場所を好む性質があります。段ボールに入った食べ物ばかり被害に遭ったとするなら、ハツカネズミがいる可能性が高いです。また家の中だけでなく、物置や倉庫、田畑、草むらなどにも巣をつくることがあります。そのため家の中だけでなく、庭や物置などにも被害がないか確認しておきましょう。

ハツカネズミのフンの形や大きさ

どのネズミがいるか確認するために、フンの形状は重要なポイントです。ハツカネズミのフンは4ミリから7ミリほどの大きさで、先が少し尖っている形状になっています。ほかのネズミよりも体も小さいため、フンも米粒ほどで小さく、ドブネズミやクマネズミと判断しやすいでしょう。

ハツカネズミの足跡

ハツカネズミはとても小さいため、ドブネズミやクマネズミが入れないような狭い隙間であっても侵入することができます。500円玉や直径2.5センチほどを下回るような隙間付近に、ネズミの足跡などのラットサインがあれば、ハツカネズミが侵入している可能性が高いと言えるでしょう。

ハツカネズミの駆除方法

ハツカネズミの侵入口を塞ぐ

ハツカネズミが侵入できる隙間は、家じゅうの至るところにあり、ほかのネズミよりも侵入されやすいでしょう。そのため小さな隙間も見逃さないことが大切です。

粘着シートを使って捕まえる

粘着シートはホームセンターやドラッグストアなどで簡単に入手しやすく、手軽に試すことができる駆除方法です。粘着シートにつかまったハツカネズミは、動けなくなってしまうでしょう。

殺鼠剤・毒餌を設置する

ネズミの毒餌にはホウ酸団子などにしてそのまま食べるタイプと粉末にするタイプがあります。そのまま食べるタイプであれば直接おいて仕掛ける方法となり、粉末タイプならネズミが好む餌にふりかけて使用するのが一般的です。すでに食害があるのであれば、食害に遭ったものと同じ餌に振りかけると効果的でしょう。

ただ毒餌は、効果がでるまでに時間がかかってしまいます。仕掛けた毒餌がなくなったとしても、すぐに効果が表れないこともあるでしょう。ネズミは貯食性という習性があり、一度餌を巣に持ち帰るケースがあります。また遅効性の毒であれば、1週間程度要してしまうため、毒餌を設置した後は少なくとも1週間以上様子をみることが大切です。

くん煙剤を使用する

ネズミが嫌いなハーブなどのニオイを家じゅうに充満させることで、ネズミを追い出すことができる方法です。基本的にはネズミを殺すことなく、家の中から追い出すためハツカネズミの死骸を片付ける手間もありません。比較的、短期間で効果を発揮できるなど様々なメリットがある方法でしょう。

ただ煙が充満するため、家電製品や火災報知器などにカバーをかける手間がかかります。また何度も使用するとハツカネズミがニオイに慣れてしまうこともあるので注意が必要です。持続性もないので、定期的に使用しなければ、また侵入されることもあるでしょう。

ハツカネズミを駆除する際の注意点

繁殖スピードが早く、大量発生する危険も

ハツカネズミは、最長で2年ほどしか生きられません。妊娠期間が約20日と短く、たとえ1年しか生きなくても、物凄い勢いで繁殖していきます。また1年間で6回から10回程度妊娠し、1度の妊娠で5匹から6匹程度出産するため、すぐに撃退しなければ個体数が増え続けてしまうでしょう。そのため時間がかかってしまえば、駆除が大変になってしまいます。

死骸やフンには触れないようにする

ハツカネズミはサルモネラ菌やペスト菌など様々な病原菌を保菌しています。そのため、噛まれてしまえばアナフラキシーショックを引き起こす恐れもあるので注意が必要です。

生体だけでなく、死骸やフンにもイエダニが付着しており、感染症などの被害を及ぼす恐れがあるでしょう。そのため絶対に直接触れないことです。またハツカネズミがいた場所やフンのある場所は、必ず念入りにアルコール消毒し、感染対策を講じてください。

侵入口になりうる場所を徹底して塞ぐ

ハツカネズミが侵入しそうな隙間は、金網や防鼠パテなどで塞いでおきましょう。ハツカネズミの場合は、かじっても破られる可能性が低い金網や金属の板をはめるのが効果的です。もし金網を使用するのであれば、目の細かいものを活用し、ハツカネズミが網の間から侵入しないようにしてください。

また防鼠パテには、忌避成分が含まれているため、穴を塞ぐだけでなく、ネズミの苦手なニオイも発生させ、ネズミが近づきにくくなります。

確実にハツカネズミを駆除したいならプロに頼るのが一番

クマネズミやドブネズミと比べると、とても小さく、わずかな隙間でも侵入しやすいネズミです。さらに家の中だけでなく、庭や物置などにも潜んでいる可能性があるので注意してください。ハツカネズミは驚くほどの繁殖能力があるため、1匹でも見つけたら早めに駆除することが大切になってきます。もちろん素人でも駆除することはできますが、なかなか思うような効果が出ないことも。確実かつスピーディーに駆除するためにも、ハツカネズミに詳しいプロに頼むのが一番です。

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※価格は、2021年10月の情報です。
※1.2021年11月時点で、税表記を公式サイトで確認することができませんでした。

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