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ねずみ駆除・退治の必勝法まとめました
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IPMによるねずみ駆除では、建築物環境衛生維持管理要領によって、健康リスクや環境への負荷を考慮してねずみを駆除しなくてはなりません。ここではIPMの目的や方法、目標水準や駆除の流れを紹介します。
IPMとは、総合的有害生物管理の略です。建築物に対して考えられる有効で適した技術を組み合わせて利用しながら、人に与える健康リスクや環境への負荷をできる限り考慮する方法です。環境基準を目標として有害生物を制御、レベルを維持する有害生物の管理対策を行います。
建築物内のねずみや害虫をゼロにする場合、経済的・精神的な負担はとても大きいです。しかしわずかに生息するぐらいでは、人にとって大きな問題・障害にはなりません。ゼロを求めるあまりに薬剤を使いすぎ、その弊害を受けるケースは多いです。
そのため、IPMでは該当する建築物または該当する所における標準的な目標水準(定義)が設けられています。水準は3段階あります。
衛生管理上、良好とされる状態
半年に一度ペース、発生が多い場所では2ヶ月に一度のペースで定期的に調査を継続することを措置としています。
放置しておくと、今後問題が発生する恐れがある状態
整理・整頓・清掃といった環境整備の見直しが必要としています。発生する場所は、管理者・利用者の許可を得て人への影響がないことを確認したうえで、毒餌を中心とした薬剤処理を行うのが一般的です。
ねずみや害虫の発生が多く目撃をすることもあり、今すぐにでも防除作業が必要な状態
水準値を超えている区域では、発生源・該当区域に対して積極的な環境対策を実施します。また薬剤器具を使った防除作業も行います。
IPMによるねずみ駆除は以下の流れで行います。
建築物の構造や環境状態・生息状況・被害状況などを調査します。
調査区域の分類や目標水準の設定を行います。
半年以内の一度、定期的な統一的検査を行います。結果に基づいて、ねずみや害虫の発生を防止するための措置を実施します。
2ヶ月に一度、生息状況を調査します。目視や聞き取り、粘着・照明トラップなどで確認したうえで必要な措置を実施します。
3つの目標水準の分析を行います。目標水準で決めた結果をもとに今後も定期的な調査を実施します。
警戒水準や措置水準の場合は対策を行います。施工記録は保存し、再発生を防ぐポイント・方法などを提案しながら、許容水準まで継続して施工を実施します。
※価格は、2021年10月の情報です。
※1.2021年11月時点で、税表記を公式サイトで確認することができませんでした。