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ドブネズミの駆除方法

ドブネズミは湿気の多い場所を好み、体格もほかのネズミよりも大きめです。そんなドブネズミの見極め方や駆除の方法、注意点などを紹介します。

ドブネズミの特徴・見極め方

どのような形態や生態をしているのか把握していなければ、ネズミの種類を見極めることは難しいでしょう。ネズミは種類によって、どこに好んで住んでいるのかなどが異なります。ここではドブネズミ委の特徴や見極め方について解説していくので、参考にしてください。

ドブネズミの生態

ドブネズミは10月から3月ごろの寒い時期にかけて発生することが多く、とくに発生のピークは1月から2月の真冬です。繁殖能力が非常に高く、生後90日ごろから繁殖をはじめると言われており、ネズミ1匹が9匹ほどのネズミを一度に出産します。このような出産を年に5~6回ほど繰り返し、3年ほどの寿命があるので、1匹見つかれば、かなりの数が存在していると考えた方が良いでしょう。

ドブネズミの見た目

ドブネズミの外見は非常に体が大きく、尻尾が短いという特徴があります。また耳が小さくて、複雑な形状をしているのも見分けるポイントになるでしょう。

約20センチから30センチ程度の大きさがあり、どぶ色と言われるような茶色・灰色を混ざり合わせたような色をしています。このような特徴に当てはまるネズミを見たら、ドブネズミと判断しても構いません。ただクマネズミなども体長は約15センチから24センチなので、ドブネズミと判断しにくいこともあるでしょう。そのため見た目だけでなく、場所や被害状況などで判断することが大切です。

ドブネズミが好む場所

ドブネズミは基本的に下水や地下街などに生息しており、排水溝を通って建物に侵入するケースがほとんどです。そのため湿気の多い床下や下水、キッチン、地下などの水回りを好みます。そのため水回りで大きなネズミを見かけたら、ドブネズミの可能性が高いです。また乾燥が苦手なので、水回り付近を移動することが多く、濡れたような跡を残すことが多いでしょう。

ドブネズミのフンの形や大きさ

ネズミの種類によって、フンのカタチや大きさなどが異なります。 ドブネズミのフンは、基本的に10ミリから20ミリほどの大きさで、やや太く、焦げ茶色か灰色をしているのが特徴的です。ハツカネズミは5ミリほどで小さく、米粒のような形態をしているので区別しやすいでしょう。しかしクマネズミのフンは10ミリほどと細長いため、フンの形状だけで区別するのは非常に難しくなります。

ただ狭い範囲に固まってフンが落ちていればドブネズミ、通り道に散らばって落ちている状態であればクマネズミの可能性が高いでしょう。

ドブネズミの足跡

ドブネズミなどの家に住み着いているネズミは、基本的に隅や壁付近を動き回る習性があるため、家具の側面や裏側などをチェックしてみると、ネズミが残した痕跡を見つけることができます。

ドブネズミは体が大きいため、ほかのネズミよりも高いところに上るのが苦手なので、ネズミの痕跡が床や床下などの低いところに集まっている場合は、ドブネズミの可能性が高いでしょう。また台所などの水回りに痕跡を見つけることもあります。

ドブネズミの駆除方法

ドブネズミの侵入口を塞ぐ

どんなネズミであれ、発生する根本原因は外部からの侵入です。そのため外部からの侵入口を塞がなければ、どんなに駆除しても被害がなくなりません。

ドブネズミの場合は、排水管や水回りにできた隙間、水回りの柔らかい壁、床下の通風口などが侵入口になります。もちろん排水管自体を塞ぐことはできないので、蓋をする、周辺の隙間を塞ぐなどの対策を行いましょう。またドブネズミは柔らかい壁は簡単に食い破ってしまい、害虫対策のパテでは食い破られるので、針金や金網などを活用し塞ぐようにしてください。

粘着シートを使って捕まえる

粘着シートでの捕獲方法は安価かつ手軽にできる方法ですが、ネズミが確実に通る場所に設置しなければ意味がありません。またドブネズミは下水や排水溝などといった汚れが多い場所を移動するため、粘着剤がうまく機能しないことも。そのため粘着シートを使用する場合には周囲に新聞紙を敷き、足の汚れを落とす工夫をしておきましょう。

また粘着シートでうまく捕獲したとしても、そのあとに自分で処分しなければなりません。菌などを保有している可能性もあるので、必ず手袋・マスクを着用して、直接触れないように注意してください。

殺鼠剤・毒餌を設置する

ワルファリンなどの毒を餌に含ませ、ネズミに食べさせる駆除方法があります。この方法も置くだけなので、非常に簡単に駆除することができるでしょう。

ネズミが残す痕跡などを見つけて、ドブネズミが通る場所や餌を食べる場所に設置するのが効果的です。また侵入口付近に設置するのもいいでしょう。もし殺鼠剤・毒餌を設置しても、食べた形跡が見られない、ネズミが減っていないのであれば、設置場所を変えた方がいいかもしれません。

ただ小さな子供やペットがいる家庭では、誤飲の心配もあるので、できれば別の方法で駆除した方がいいでしょう。また殺鼠剤・毒餌を食べたネズミが見えない場所で死ぬ可能性もあり、そのまま死体が腐敗してしまえば、異臭を放つ、感染症などを引き起こすこともあるので注意が必要です。

忌避剤を使う

ネズミの嫌う成分などを散布し、ネズミを撃退する方法です。基本的にネズミを殺すわけではないため、死体処理の問題を回避することができます。

ドブネズミを駆除する際の注意点

遅効性の毒餌は効かない可能性がある

毒餌に即効性があれば、ほかのネズミに警戒心を抱かせてしまうため、遅効性の毒が使われることが多々あります。しかしドブネズミは体形が大きいので、十分な毒が回らないことも。そのため毒餌が効かないこともあるので、その場合には即効性の高い毒餌に変更しましょう。

粘着シートは複数仕掛けて置く

体の大きなドブネズミは粘着シートを剥がし逃げ出してしまうことがあるので、粘着シートを設置する場合は、一つのシートだけでなく、複数のシートを隙間なく設置することが効果的です。

またドブネズミは体に付着した汚れと水分によって、粘着成分が効きづらい特徴もあるので、粘着シートの周囲に新聞紙などを敷くようにしましょう。そうすることで汚れや水分を落とし、粘着シートの効果を発揮しやすくなります。

死骸には触れないようにする

ドブネズミの死体には、感染症を引き起こす要因となる病原菌が存在している可能性があります。そのため死体をそのまま素手で触れるのではなく、ビニールやゴムの手袋やマスクなどを着用しましょう。

フンを掃除する際も手袋・マスクを着用する

ネズミの本体だけでなく、フンを片付けるときも注意が必要です。掃除機を使ってしまえば、菌が付着してしまい、そこから菌が広がってしまう恐れがあります。また単にフンを掃除したとしても、その場には菌が付着しているため、エタノールやアルコールなどを使用し、消毒までしっかり行いましょう。

確実にドブネズミを駆除したいならプロに頼るのが一番

ドブネズミを自分で駆除するのは、決して簡単なことではありません。繁殖力も高いので、時間をかけてしまえば、どんどんネズミの数が増えるだけです。確実かつ素早く駆除するためにもプロに頼るのが賢明。ドブネズミの駆除経験が豊富なプロであれば、ネズミの習性を考え、的確な方法で駆除を行ってくれます。さらに侵入口を塞ぐなどの対策も講じてくれるでしょう。

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※価格は、2021年10月の情報です。
※1.2021年11月時点で、税表記を公式サイトで確認することができませんでした。

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