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東京のマンションに潜むスーパーラットの脅威!おすすめの駆除方法

これまで、住宅の屋根裏に住みつくネズミといえば、「ドブネズミ」と呼ばれる種類がほとんどでした。

ドブネズミは、毒エサや罠などにかかりやすい特徴があります。

これに対し、近年、「スーパーラット」と呼ばれる毒や罠にかかりにくいネズミが東京のマンションに潜んでいるというのです。

そこで、今回は、スーパーラットをどのように駆除したらよいかご説明していきたいと思います。

クマネズミの進化系!? スーパーラットの脅威について

スーパーラットは、いわゆる「クマネズミ」が進化したものだと考えられています。

ではこのスーパーラットとは、いったいどのようなネズミなのでしょうか?

スーパーラットは毒への耐性が強い

東京などの都会のマンションに増えているというスーパーラット。非常に高い運動能力と知恵を持っていて、毒エサや罠には簡単にかからない上に、毒エサの耐性が強いという性質を持っています。毒エサを食べたスーパーラットが死に至るのは半年程度先だといわれており、個体によってはなんと、一年以上も生き続けることもあるとか。

スーパーラットの抵抗力は遺伝する

殺鼠剤を使用しても即効性が期待できないというのは、スーパーラットが薬剤に対して抵抗力を持ってしまったことが原因とされています。クマネズミの薬剤に対する抵抗力は遺伝するので、繁殖を繰り返すたびにその力も強くなっていくのです。

駆除が難しいスーパーラットの対策方法!

市販されている従来の殺鼠剤ではスーパーラットを駆除するのが難しいと考えられています。 では、どのような方法をとれば駆除することができるのでしょうか?

スーパーラットの弱点は「リン化亜鉛」

従来の殺鼠剤には、「ワルファリン」と呼ばれる成分が用いられていました。しかし、スーパーラットはこの成分への抵抗力が高いため、別の駆除方法を考えるしかありません。そこで、近年用いられているのが「リン化亜鉛」という成分です。リン化亜鉛はスーパーラットの胃液に反応して毒ガスが生成される性質を持っています。元々は駆除業者が使用していた成分ですが、最近では市販の毒エサにも用いられています。

最も安全で確実な策は「駆除業者への依頼」

「リン化亜鉛」が使用された殺鼠剤は効果の持続性があまり高くないことが問題視されています。また、毒性が強いことから、小さな子どもやペットのいる家庭での使用には不安が残りますよね。

最も安全で確実な駆除対策は、やはりプロである駆除業者に依頼することです。

駆除業者は上記のような殺鼠剤を用いる以外の方法でスーパーラットを駆除する方法を心得ています。さらに、駆除した後に侵入を防ぐといった対策も行ってもらうとよいでしょう。ネズミは、私たちが思っている以上の驚異的な繁殖力を持っています。

知らない間に、どんどんその数を増やしていくのです。 スーパーラットによる感染症も増加しているといいますし、一匹でも発見したら、すぐに対処する必要があると思います。巣の場所が見つからない、捕獲できないうちにどんどん増えてしまったという方は、すぐにでもプロの業者に依頼することをおすすめします。

東京のマンションでねずみに遭遇!駆除はマンション全体?

もし、住んでいるマンションでネズミに遭遇してしまったら、できればマンション全体の駆除を依頼しましょう。

マンション内にネズミがいる=ネズミの出入り口があるということ

マンションは、戸建てと違ってネズミの侵入口が限られています。おもに低階層の室外機や窓、ドアの隙間といった場所からしかネズミは侵入できません。マンション内にネズミがいるということは、ネズミの出入り口があるということです。

一度ネズミに侵入口を発見されてしまうと、ほかのネズミもつぎつぎ入ってきてしまいます。たとえ見かけたネズミを駆除しても、ネズミにとって通りやすい出入り口が残っている限り、別のネズミが入ってくるのです。

ネズミは、おおよそ20日程度で八匹前後の子ネズミを産みます。駆除するまでの時間があけばあくほどネズミ算式に数が増え、駆除が難しくなってしまうため、できる限り早い段階で徹底的な駆除をするのがおすすめです。

ネズミの駆除にかかる期間は状況によって変わる

ネズミは、害虫や害獣のなかでも駆除の難しい動物となります。数が増えるのが速く、頭がよいため罠を設置してもすぐに学習して引っかからなくなり、「スーパーラット」の数も増えているからです。

一匹単位で見ると、ネズミは数日餌を食べることができなければ餓死するので、駆除にそれほど時間はかかりません。ただ、マンション全体のネズミ駆除をする場合、ネズミが何匹いるか、巣はどこで、出入り口はどこかを確認しなければならないため、ネズミの数や手強さによって駆除にかかる時間も変わってしまいます。

ネズミ駆除の方法は大きくわけて3種類

1.ネズミが通る道に毒エサや設置式の罠を置く

ひとつ目はネズミを直接駆除するための対策で、毒エサや罠の設置です。
ネズミはすばしっこく、マンションだとそう簡単に天井裏等に入ることができないため、設置型の毒エサを使う場合が多いです。ただ、とくに頭のよいクマネズミは毒エサや設置罠にはまった仲間を見て危険性を学習し、罠にかからなくなっていくため、数が多い場合は十分な対策とはいえません。

2.巣を発見して撤去する

ふたつ目の方法は、ネズミの巣を発見して撤去してしまうことです。ネズミは自分の危険に敏感なので、巣を撤去されると危険を察知し、外に出ていく場合もあります。ネズミの巣は雑菌やウイルス等の温床になっていますし、非常に不衛生なので巣がある場合撤去は必須です。

3.出入り口をふさいでしまう

出入り口の少ないマンションの場合、ネズミの侵入口をしっかりふさぐのも効果的な対策となります。毒エサ等でネズミを駆除したあと、巣を撤去して消毒を行い、ネズミが嫌がる薬剤をまき、出入り口をふさぐことで、今後のネズミ被害を予防できるのです。

都市部以外でも増えるスーパーラット!個人での対処は難しい

スーパーラットなんてごく一部の存在だと思っていませんか?「公共財団法人東京都ペストコントロール協会」の調査※によれば、都内のビルで捕獲したネズミのうち、新宿は82%、池袋で18%、蒲田で30%がワルファリンに強いスーパーラットだったそうです。また、都内だけでなく一般的に殺鼠剤等が利用される地域であれば、地方にもスーパーラットがいることが確認されています。

ワルファリンに強い遺伝子は、殺鼠剤の利用をやめても20年ほど残るという研究結果もあり、東京のマンションで見つけたネズミを市販のネズミ対策グッズで駆除するのは難しいのが現実です。

強力な殺鼠剤は一般人だと手に入らないため、ネズミに遭遇したときは駆除の専門業者を頼りましょう。

※参照元:公共財団法人東京都ペストコントロール協会」の調査

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※価格は、2021年10月の情報です。
※1.2021年11月時点で、税表記を公式サイトで確認することができませんでした。

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