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ねずみ駆除・退治の必勝法まとめました
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ねずみの撃退方法のひとつとして「アロマオイルを使う」という手段もあります。
ここでは、ねずみ撃退・駆除のためのアロマオイルはどんな匂いのものを選べばいいのか、使い方や設置場所、注意点などをご説明します。
ねずみは視力があまりなく、その分嗅覚がとてもすぐれた動物です。
つまり、ねずみの行動というのは、かなり嗅覚頼みな部分があります。
ですからその嗅覚に強烈なインパクトを与える「ねずみにとって嫌な匂いのアロマオイルを使う」という対策が、なかなか効果的なのです。
ではさっそく、どんな匂いがおすすめなのかをご紹介しましょう。
ねずみが嫌う匂いは、基本的に「匂いそのものが強く、しかもスーッとしたりツンとしたりする匂い」です。
ミントやハッカ・月桃(琉球ハーブ)など強い匂いがするハーブ系アロマや、さらにヒノキ・杉・松・ユーカリなど、ヒノキチオールやα・ピネン、δ・カジネンなどのテルペン類の匂い物質を豊富に含むアロマは、ねずみが嫌う傾向が強いので、ねずみ除け・ねずみ退治に使えます。
また、アロマとしてはめったに見かけませんが、ワサビのツンとした強烈な匂いもねずみが嫌いな匂いのひとつです。
アロマオイルの使用方法は、アロマオイルに熱を加えて揮発させるアロマポットに入れて焚いたり、超音波の振動によって水とアロマオイルをミスト状にするアロマディフューザーを利用するというのが一般的です。
もちろん、そうした方法で部屋をねずみの嫌がる匂いで満たすというのもひとつの手ですが、よりねずみが近寄りにくい環境を作るために、できることなら他の工夫も加えてみましょう。
ねずみ対策のためのアロマオイル活用法として特におすすめなのが「手作りアロマスプレーの利用」です。
アロマオイル・無水エタノール・100ml程度のスプレー容器を用意して下さい。
そして精製水80~90ml、無水エタノール10ml、アロマオイル50滴前後をスプレー容器に入れ、よく振れば手作りアロマスプレーの完成です。アロマオイルは「ヒノキとユーカリの2種類を使う」など、ブレンドをしてもいいですよ。
これを屋根裏や床下・ゴミ箱・ベランダ・庭・換気口・壁沿いの隅っこなど、ねずみの通り道になりやすいところに定期的にスプレーしましょう。
匂いが薄くなった、消えた、と思ったらまたスプレーしなければいけないこと、手作りスプレーを2~4週間程度で使い切る必要があることなどがデメリットです。
手作りアロマスプレーによるねずみ対策は便利かつ手軽でいいですが、匂いが抜けるのが早いのが大きなデメリットとなります。
それよりももう少し匂いを長持ちさせたいなら、ペットシーツや紙おむつ・ナプキンなどの中にある吸水ポリマーに、アロマオイルの原液を少し多めに吸わせる、というのも効果的です。
これならスプレーよりはかなり長持ちしますが、「スプレーと比べるとアロマオイルの濃度が高く量も多いので、匂いはかなり強い」という点が気になります。匂いが強い分ねずみ除けの効果は高く期待できますが「そこに住む人も匂いが強すぎて気になってしまう」という状態では意味がありませんので、食事・調理に使用するダイニングやキッチンなどでの使用は避けたほうがいいでしょう。
屋根裏や、ベランダの雨がかからない部分などの限定した場所にこの手を使って、あとはスプレーで対策するという使い分けをするのがおすすめです。
アロマオイルを使ってのねずみ対策は、うまくやれば意外と有効ですが、使用の際には注意点もいくつかあります。
「アロマオイルなら何でもねずみ対策に使える」というわけではありません。ねずみは甘い匂いを好む傾向が強いので、たとえば果物系のアロマオイルなどを使うと、ねずみにとっても「いい匂い」となり、ねずみ除けどころか、ねずみを寄せつけてしまうことにもなりかねません。
アロマオイルの中には、天然由来の精油ではなく、人工的に作った合成香料を使用しているものもあります。合成香料は精油よりもはるかに安価に、強い香りのものを作れるため、激安のアロマオイルなどによく利用されています。
「フレグランスオイル」「ポプリオイル」などと表記されているオイルは合成香料が混じっていたり、100%合成香料となっているものがほとんどですので特に注意が必要です。
アロマオイルによるねずみ対策は、長く継続し続けることが大前提となりますから、合成香料を使ったオイルの匂いを常に家中に満たす状態は、「トイレの芳香剤の匂いを常に嗅いでいる状態」と似たようなものです。
合成香料に含まれるさまざまな化学物質により、何らかの悪影響を受けるリスクも否定できませんので、安全のためにもオイルは天然由来の精油を使用しましょう。
アロマオイルによるねずみ対策の注意点というか、覚悟しておいてほしい点として挙げられるのが「ねずみがアロマオイルの匂いに慣れてしまう可能性もある」ということです。
ねずみには順応能力がありますので、最初は嫌がって近寄ろうとしなかった匂いであっても「それほど苦ではない」という状態に変わっていくこともあるのです。
匂いに慣れてしまったねずみに対しては、アロマオイル以外での対策を検討するしかありません。
アロマオイルは数多く出回っていますが、その中でも特におすすめのオイルを3つ厳選してご紹介します。
画像引用元:無印良品ネットストア
https://www.muji.net/store/cmdty/detail/4549337761421?searchno=1
ねずみが嫌がる匂いでありながら、日本人にとってはリラックス・癒しの香りとなれるひのきのアロマオイルは、寝室などにも使える使用範囲の広さが大きなメリットです。
また、日本の木であるだけに「オイルの原産国も日本である」というのも安心感が高いポイントです。
画像引用元:東急ハンズネットストア
https://hands.net/goods/4517161099232/
デイリーディライト エッセンシャルオイル ユーカリプタスは、ユーカリ種の中でも特にシャープな匂いであるグロブルス種を使用。「匂いをかげば鼻がスッキリするが、かぎすぎるとむせてしまう」というほどの匂いです。
価格もお手頃で、東急ハンズなどで気軽に手に入れられるのもおすすめのポイントです。
画像引用元:Loft 商品検索
https://www.loft.co.jp/item_search/detail.php?id=4985146000045
10mlのスプレーと20mlのミニボトルがセットになっています。アロマオイルとして使えるのはもちろんのこと、原液そのままをスプレーできるのが最大の特徴。
「オイルを薄めたスプレーでは効果が心配」という人は、こちらのセットを検討してみてはいかがでしょう。北海道産の有名なハッカ油で、信頼感もバツグンです。
ネット通販だけでなく、ロフト等でも入手可能です。
専用の道具を使わずに市販のアロマオイルでねずみを追い出すメリット・デメリットについて紹介します。
自宅に余っているアロマオイルがあればぜひ試して欲しい方法です。人体への影響がないので、子どもがいるご家庭でも安心して試すことができます。またスプレーでねずみの通路に集中的に噴射すれば、アロマオイルが強く香ることはありません。アロマオイルの香りが苦手な家族がいても利用できます。
難点はハムスターやウサギにはどのような影響を与えるか分からないことです。ねずみ駆除に活用できるアロマオイルは、ペットとして飼われている犬や猫には害にならないことがほとんどですが、同じげっ歯類であるハムスターやウサギにはどのような影響を与えるか不明です。なかには香りが平気なねずみもいるため、「アロマオイルを使ったら絶対に追い出せる」というわけでもありません。効果を感じられない場合は、業者に相談してみることをおすすめします。
※価格は、2021年10月の情報です。
※1.2021年11月時点で、税表記を公式サイトで確認することができませんでした。